旅とは

こんにちは、井原です。


先週末、友人と会ってきました。
ほぼ10年ぶりで、会った時に懐かしくて涙が出ちゃいました。


まだ若かりし頃(そう10年ほど前)、
ヨーロッパを一人で旅(短期留学というには知識得ず・・・)をしたことがあります。
マルタ共和国」ってところに数ヶ月おりました。
一人旅は国内でもしたこと無い私が、いきなり海外へ行ってしまいました。
今思えば「勇気あるなぁ」と自分でも感心します。


その時に知り合った友人との久しぶりの再会でした。
すっかり当時の話で盛り上がり、一日しゃべりっぱなしでした。


今ではその「マルタ」も知る人は知る程度の認知度は上りましたが、
当時は「日本人が少ない」が売りの「語学留学」の穴場でした。
そんな場所をよくもまぁ選択したと思います。
なにしろ英語の成績「1・2」のオンパレードでしたから。
そんな私が一念発起。
一年のオープンチケットを持って、ただ勢いで成田から飛び立ってしまいました・・・


試練は、飛び立って4時間後にやってきました。
私が乗った飛行機は「キャセイパシフィック」という「香港」の飛行機でした。
ですから「香港」を経由し、飛行機を乗り換えなければなりませんでした。


私、乗り換える事知りませんでした・・・


イタリアで乗り換える事は理解してたのですが(航空会社が変わるので)
まさか「香港」で・・・
そう、「transit(乗り継ぎ)」って単語知らなかったんです・・・
旅立つときは「日本語」のアナウンスも香港が近くなると「英語」オンリーになり、意味不明のまま機内を降りました。
チケット見せてどこに行ったらいいかと「手振り」で質問。
「departure lounge(出発ロビー)」に行きなさいと言われました。
私が解った単語は「go(行く)」だけでした・・・
そう、その通り!「departure」って単語も知らなかったのです。


乗り継ぐ時間もどんどん迫ってきます。
ほぼ半べそでロビーをうろつていると・・・・


見つけました〜!!
「出発」
っと漢字で書かれている看板を!!
その下には英語で「departure」って書いてあります〜!(当時の私の心の叫び風に)


その時初めて知りました。
「departure」=「出発」ってことだと。
あぁ!!漢字の読める国の出身でよかったー!!


っというお粗末な旅の始まりでした。
そんな、旅の中で知り合った数少ない「日本人」の友人とまたこうして会えた事を嬉しく思い、
旅とは、日常では経験できないことを味わえるひとつの道だと思うのです。


そうは言っても、近頃どこにも行ってないんですけどね・・・