執筆裏話~その３~

大宮です。

日々寒さが厳しくなり、水仕事もおっくうになります（ってあまりやっていませんが）
そういえば、本日某スクールでの昼休みの際、お気に入りのCafeができたので、
今日もそこに行きました。
すると、なんだか妙に声の通る男の人（見た目は中年のオジサマ）が店に入ってきて
なにやらペラペラと会話を交わしています。
でも、どうも初めて聞く声ではないし、とっても聞き慣れた声だし、いったい
だれなんだろう？とチラリと見たら、正直最初は”あ、ただのおじさんだった”と
思ったのですが、よくよく考えてみると俳優の石黒賢さんが来店していたようでした。
さすが、俳優さん、とても発声の力がある声をしていました。

それよりそこのCafeはお野菜をたくさん食べれるし、デザートが美味しい！
一人でもゆっくりくつろげる空間なので、毎週行くことに決めている私のお気に入りです。

さて・・・本題の裏話（？）
そうですねぇ、裏話というよりも、この本「VectorWorksパーフェクトバイブル」
は、今までにない「あたらしい本のカタチ」という単語を意識しながら構想を練りました。

具体的にこの単語は後付けになるのかもしれませんが『今までにない』というところが
重要ポイントで、さすがに１人より４人。しかもある程度年齢を重ねている４人ですので、
たくさんの出会いもございまして、そうなると「人とのご縁」をいただくことができ、
それによって今回も実在する物件を題材にすることができました。付属のDVDには、
本では伝えきれない部分を動画として記録して、読者のみなさまにお伝えする手段も
できました。そしてなにより、自分一人というよりも、４人のパワーがいろいろな
姿形となって、時には陰日向となって出来上がった入魂の一冊として世に送り出されました。
夜な夜な作業している時、毎日コンビニ弁当でやっつけてる食生活も、鈴木女史の
お母様のお手製の夕食の差し入れやお気遣いに、ただただ頭が下がる思いと
その時に食べた食事の美味しかったという記憶が鮮明によみがえり、今思い出しても
自然に顔がほころび、その思いにちょっと胸が熱くなったりします。
今回の『VectorWorksパーフェクトバイブル』はたくさんの方々の思いやりや愛情が
詰まった１冊でもあります。

私が作業をして思い出すところの、これが裏話？になるのだとしたら、
本を手にするまだ見ぬ読者を想像しながら、CADって難しいものではないんですよ。
ということを、にこやかにコンシェルジュ的な感覚でご案内し、
その初めの一歩を踏み出したぎこちない読者が『え？？　私にも出来た！？　出来た〜〜！』
とこちらを見て笑う姿も想像してみたり、まぁ、いつもの通り妄想に浸りながら、
基礎編では、プリンやアイスクリーム、自転車などなど、
比較的CADっぽくなくてさらには身近なものを何にしようか？と頭をひねった記憶がよみがえります。

VectorWorksの中で、比較的初級段階で体験してもらいたいのが
「基本パレット」と「加工メニュー」や「編集メニュー」で、普通は、組み合わせで効率よく
作図するところを、あえて最初のステップでは「基本パレット」のみを使った作図を考えたり、
次のステップでは上記の「メニュー」を踏んだんに使用した作図を考えたり、
と読者ができるだけ多くのパレットやメニューを実行することができた。
という実感してもらうという題材を考えた時に、結構頭に汗かいた記憶があります。

とにかく無事に出版できて一安心という思いはひとまず落ち着き、
今の私たちは「一人でも多くの人に購入してもらい実力をつけてもらう」
ことの構想に夢中でございます。
たんなる押し売りにならない、互いが自然体でいれる「あたらしい本のカタチ」を
もっともっと追求して、読者のための専用サイトを充実してゆきたいと思います。

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